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角膜にまつ毛が刺さる!逆さまつ毛の原因と治療法とは

2020年02月08日
きれいなまつげ

逆さまつ毛とは、医学的には睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)といいます。まつ毛は日差しを防ぐサンシェードの役割を果たしたり、目の中にごみやチリが入らないようにするためのシャッターの役割を果たすべく、外側を向いています。何らかの理由で外向きのまつ毛が内側を向いてしまう病気です。毛先に細菌がついていれば結膜炎の原因になりますし、角膜が傷ついて炎症を起こしてしまうことで知られています。

逆さまつ毛の大半は先天的なもので、乳幼児期に見つかります。後天的なものは老人期に見つかるもので、眼圧が下がって目が落ちくぼんでしまったときに、下まぶたが内側を向いてしまうためにおこりやすくなります。
乳幼児期に見つかる先天性のものは、成長とともに依然と治る場合が多く、大半の場合は経過観察で様子を見ます。また、対症療法として下まつ毛を抜くことがあります。体が成長し、目の形もしっかりしてくれば治る症例と言われているようです。
ただし、経過観察の過程で角膜に傷がついたり何らかの炎症を起こしたときは、都度治療を行います。

思春期以降症状が改善されない場合は、まぶたの一部を切開したり糸で皮膚の一部を固定する埋没法などを用いて、まぶたの内反状態を改善させます。中には、この手術によって奥二重のまぶたがきれいな二重に変わることもあるようです。美容整形ではなく、先天性睫毛内反症の治療としての処置ですので、健康保険が適用されます。

老人性(後天性)の場合も同様、患者の状態によって切開法や埋没法のいずれかの手術が選択されます。たいていの場合、切開を行うことが多くみられるようです。また場合によっては、逆さまつ毛がひどい場所の一部分を電気分解などで焼き切って処置を行う治療法が用いられることもあります。
これらの手術は局所麻酔かつ短時間の手術時間で終了するので体への負担はありません。また、手術後の再発も少ないため安心して生活を行うことができます。

逆さまつ毛の治療法は限られていますが、先天性の場合でも改善が見込めない場合は手術の選択も視野に入ります。ただし、中学生以降の年齢に達したときに検討されるため、乳幼児期や学童期にある小児に対する治療法は対症療法に過ぎないことを把握しておきましょう。また、大人が逐次子供の目の状態を観察し、角膜に痛みが生じているようなしぐさを見たり、結膜炎を起こしている状態があったりした場合は、即刻医師の診断を仰ぐようにしましょう。